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植栽計画

 高度経済成長期において、急激な都市化が進むとともに、緑が失われていったため、緑の量を確保するために、街路樹や公園など公共施設に成長の早い、樹高10m以上にもなる樹種がたくさん植えられました。そして植えた樹木の成木がもたらす問題(根上・腐朽による倒木・落葉等)により、樹種の小型化や先の問題に耐えうる樹種が採用されました。
 しかしそれでも街中を見ると、新植の植栽配置に首を傾げるケースが見られます。

 適正な植栽配置・植栽方法を行えば、その後の樹木の管理に関する費用負担軽減にもつながります。樹木医にとって既存樹木の保全も大事ですが、そもそも適正な植栽(樹種選定・植え方)を行うことで、街の良好な樹木の生育が成り立ちます。  
 そのため樹木に関する知見を持ち、「樹木の生き方を知ろう」とする姿勢がある樹木医が植栽計画に積極的に携わることで都市緑地のアメニティ向上に繋がると考えます。

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